こんにちは!
今回は演技についてお伝えします。
これは何回かに分けていこうと思います。
【感情のコントロール】
私たちには感情というものがあります。
簡単に言うと【喜怒哀楽】です。
そしてこれらを声優としてはいつでも表現できるようにならなくてはいけません。
しかも声で。
役によっても怒り方が違うでしょうし、状況によっても怒り方が変わってきます。
色々考えだすときりがないのですが、こういった事はひとまず置いておいた方がいいです。
一番大切なのは「その状況で起こっている事を実感として持てるか?」です。
大体の物語は実際に体験をしたことがないものばかりです。
「私こんな状況になったことないんだよね。」
と、よく学生が話すのを聞いたことがあります。
そんなものは当たり前です。
むしろ経験したことのない状況がほとんどです。
それじゃあ体験したことのない役の感情をどう表現するのか?
それをご説明します。
例えば「怒り」の場合。
・目の前で友達が憎い敵に殺されてしまった。主人公は怒りに満ち溢れ敵に殴りかかった。
という状況があったとして、あなたは主人公を演じるとします。
この時に主人公の「怒り」をどう表現するのか?どう実感するのか?
それは、
始めのうちは「自分の過去からその状況に近い感情を掘り起こす」しかありません。
「狂いそうなほど怒りに満ち溢れた」過去を思い出すのです。
そんな経験がなければ、「人生の中で一番怒った過去」を思い出すのです。
そしてその怒りを想像で膨らませる。
・呼吸はどうなるのか?
・体はどんなふうになるのか?
・言葉はどんな感じで荒くなるのか?
始めはこんな感じの事を想像していきます。
そこから慣れていくと、徐々に過去を掘り起こさなくても出来るようになっていきます。
残りの「喜哀楽」も一緒です。
いきなりは難しいので徐々に、徐々に、です。
けれど演技はこれで終了ではありません。
もっといろんな事を考えなければいけないのですが、今日はこんな感じで終わろうと思います。
きっと学んでいけば表現の幅が広がっていくはずです。
頑張ってください!!
応援しています。
ではまた。